リチウムイオン電池
リサイクル・リユース
リチウムイオン電池のリサイクルシステム「LIBAX system」を独自開発。
電気自動車やモバイル機器など、幅広く利用されているリチウムイオン電池を高効率にリサイクル。
さらに、リユース(再利用)も組合せた合理的なご提案も行っています。
EV・HV・PHV(PHEV)等の自動車やOA機器、スマートフォンなどのモバイル機器に幅広く利用されているリチウムイオン電池(LIB)。リチウムイオン電池を含めた二次電池のリサイクルは、カーボンニュートラルの実現を目指す上で、重要な技術です。
当社は、これらのリチウムイオン電池に含まれるマンガン、ニッケル、コバルト等を回収し、合金地金を量産化する技術を独自に開発。「LIBAX system」として実用化し、2011年よりレアメタル精錬プラントを稼働しています。
また、用途によって再利用が可能なリチウムイオン電池のリユースも行っており、ニーズに合わせて最適なリチウムイオンバッテリーの再生をご提案いたします。
リチウムイオン電池
リサイクル
当社が開発したリチウムイオン電池リサイクルシステム「LIBAX system」。
2011年に経産省「希少金属代替・削減技術実用化開発助成事業」にも採択されました。
3つのラインから銅、アルミに加えてマンガン、ニッケル、コバルトなどの
レアメタルを分離再生する世界初のシステムです。
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使用済み
自動車用
LIB -
使用済み
ポータブル機器用
LIB -
LIB
生産工程
廃材 -
使用済み
ポータブル機器用
LIB
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破砕剥離造粒分級
正極箔から正極活物質・正極集電体ならびに負極箔からカーボン・負極集電体に剥離分解を行います。
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混合造粒分級
正極活物質原料を乾式造粒法を用いて、造粒を行います。回転する2個のロール間で正極活物質原料を圧縮成形し、密度の高い成形物を作っていきます。
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溶解還元鋳造
造粒原料をSIMS炉にて精錬を行います。(乾式精錬プロセス「溶融還元法」の採用。レアメタルを合金として回収。)適性な塩基度調整、還元材選定により、低融点化でスムーズな溶解が可能です。
SIMS炉とは
SIMS(SHINKO SpecIal Method for
Smelting Reduction of Lithium-ion Battery Scraps)炉とは当社が開発した、世界初の密閉型回転・攪拌溶解炉です。密閉型純酸素バーナー式回転溶解炉に撹拌機能を付与することにより、電池屑の溶融還元を可能にした世界初のプロセスです。LIBAXシステムの中核であり、さまざまな環境リサイクルに貢献できる、高いポテンシャルを持った技術です。
取扱い製品
- 当社が引取り可能なリサイクル原料
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- 使用済み自動車用リチウムイオンバッテリー
- 家電/ポータブル電子機器用リチウムイオンバッテリー
- リチウムイオンバッテリー生産工程廃材
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- リサイクル後製品
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- アルミニウム
- 銅
- マンガン、ニッケル、コバルトなどレアメタル
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リチウムイオン電池
リユース
車載用リチウムイオン電池の寿命は一般的に8~10年とされています。ですが、車載用としては寿命を迎えても、低速モビリティーや定置型蓄電池などとしては十分な能力があります。そのような、リチウムイオン電池を解体・検査を行うことで一定品質のモジュールを選定。それらをニーズに適合した形でLIBパワーユニットとして商品化します。ゴルフカート用途として2018年12月より川島グループのゴルフ場にて実証試験走行を行っています。急速に普及する電動化は将来、膨大な使用済みバッテリー市場を生み出します。それらを見据え、ゴルフカートならび鉛蓄電池を主体としたモビリティーへの代替品として加工・販売を行っていきます。
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電池パック
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解体・検査
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LIBパワーユニット
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再使用